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「韓国教育、成績競争から脱却して創造力の競争を」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.21 17:36
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会場で会った専門家たちは韓国教育の成果を認めながらも、それとなく助言もした。彼らは過度な競争と子供たちのストレスを減らしてこそ教育の本質的な目的を達成できると主張した。アジア太平洋乳幼児ネットワークのシェルドン・セファ代表は「韓国では幼稚園から小学校に上がれば学業中心の勉強が始まる。試験をそれほど重視せず、大学入試で学業成績が占める割合を減らしてこそ教科中心の教育から脱却できる」と主張した。国連のキショア・シング教育基本権特別報告官は「韓国では過度に数値化された学業結果のために競争しているが、創造的な思考と個人の潜在力を開発する競争に変えなければならない」と提案した。

韓国側の参加者も韓国教育の課題を取り上げた。ヨム・ジェホ高麗(コリョ)大学総長は「産業現場では熟練工が必要だが、大学生は大企業への入社だけを望む。子供の教育費負担のために若者たちが結婚や出産を望まないのも社会的問題」と診断した。ペク院長は「知識から創造性へと経済のパラダイムが移動しており、低出産・高齢化が急速に進行していることが韓国教育の直面している危機的状況」と話した。

 
この日、行事を見守った教育活動家ムン・アヨン氏(32)は「40億ウォン(約4億4000万円)余りをかけて今後15年の世界的な教育目標を立てるために開催したフォーラムなのに、韓国の家庭や若者たちが教育のために借金するなどの『失敗事例』が扱われなかった」として不満を表わした。会場から50メートルほど離れた街では青少年人権団体アスナロ、全国教職員労働組合など進歩指向の団体が外国人に印刷物を配って韓国教育の問題点を説明した。彼らは前日の記者会見で「世界で私教育市場が最も発達した国、成績を悲観する青少年の死が続く国で開かれるこのフォーラムは、真剣に対策を考える場にならなければならない」と主張した。


「韓国教育、成績競争から脱却して創造力の競争を」(1)

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