【社説】「原則の中の柔軟性」を見せた中国とインドの外交
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.05.17 13:16
60年間の敵同士も実利を選んだ。中国とインドが両国最大の対立懸案である国境紛争を交渉で解決することで合意した。中国の李克強首相とインドのモディ首相は15日に北京人民大会堂で会談した後、こうした内容の共同声明を採択した。両国は経済協力を強化する内容も声明に盛り込んだ。
両国はインド南部チェンナイからバンガロールとマイソールを結ぶ鉄道高速化事業と、スマート都市建設、平和的核利用、宇宙・航空、医療教育、地質科学などで協力を強化するなど合わせて24件の協定を締結した。これにより中国13億6000万人、インド12億4000万人の人口26億人の巨大経済圏を動かすエンジンに始動がかかった。李克強首相は「両国は航空・宇宙から地震まで、すなわち空から陸まで協力することで合意した」として今回の協定の経済的価値を評価した。