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【コラム】クリントン長官の訪韓にかける期待と憂慮

2009.02.20 14:13
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就任からまだ1カ月にもならないヒラリー・クリントン国務長官のアジア、特にソウル訪問を心から歓迎する。 世界はいま過酷な経済危機を迎えながら歴史的な転換期に立ち入り、冷戦の幕が下りて唯一の超強大国に浮上した米国の力だけではこれ以上国際秩序を維持できない点がはっきりと見えてきている。 米国を象徴するイーグルが、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)で制度化された大西洋共同体という一つの翼だけではもはや飛べない時代が到来したのだ。 歴史の中心軸が次第に西から東に移動し、アジア・太平洋時代の幕が上がっている。 幸い、米国は大西洋と太平洋間に位置した大陸国家だ。 このように有利な地理的条件を政治・経済・文化などすべての次元で連係し、今後は太平洋国家として新しいアジア共同体の建設に積極的に参加し、大西洋共同体と太平洋国家という左右の翼で飛翔できる機会を迎えるようになったのだ。 最初の海外訪問を東アジアと定めたクリントン長官の慧眼に敬意を表したい。

韓国人がオバマ大統領の当選とクリントン長官の就任を歓迎するのは、米国政治の一方だけを支持するからではない。 韓国にとって重要なのは、最も近い同盟国である米国がずっと強力な力と自信を維持することだ。 このため米同時テロ後に米国の国際的地位が揺れるのを憂慮の目で見守った韓国人は、オバマ政権の発足が新しい活力を得た米国の新たな出発を知らせる信号弾になることを期待しているのだ。 一方、民主党の党内選挙から大統領選挙と新政権発足にいたる大叙事詩のような民主政治のドラマの中で、クリントン長官が見せた政治家の品格と立派な姿は、苦労して民主化を成し遂げながらもまだ不安定な民主政治の屈折に苦しんでいる韓国にとって尊敬と羨望の対象に違いない。 同時に、クリントン長官のアジアに対する格別の関心で、米国政策の目標と戦略は一次元格上げされると期待される。

 
今年で64年目に入った韓半島分断状況はこれ以上放置できないほどリスクが高まっている。 韓国の開放政策と違って鎖国に固執してきた北朝鮮は、国民の人権と福祉に顔を背けたまま深刻な人道的危機を体験しながらも、核兵器開発を前面に出した軍事大国化を図りながら相当な成果を上げて体制の奇形化を実現、韓半島だけでなく北東アジア全体を戦略的不均衡という危機に追い込んでいる。

北朝鮮の核武装で韓半島で軍事的均衡が崩れるのは当然の結果だ。 さらに北朝鮮の核武装は6カ国協議参加国のうち韓国と日本だけが非核国家になるという戦略的不均衡を招くが、これによって派生しうる危険の可能性は中国を含む当事国にとって決して望ましいことでない。 このように誰も受け入れられない状況の奇形化を防ぎ、平和的解決策を模索するのに主導的な役割を果たさなければならないのが、オバマ政権の、すなわちクリントン長官の時代的責務である。 このためには何よりも同盟国間、特に韓米間で共同の認識を抱き、緊密に連携していくことが急がれる。 韓半島の分断と対決問題は、単純に北朝鮮の核兵器開発だけに限定して処理されるのではなく、北朝鮮という特殊体制をどのように東アジア地域および世界秩序に平和的に同化させていくかという、より広い次元で解決されなければならない。 このための知恵・信頼・忍耐力を韓国と米国が分かち合う努力と作業が今回の訪問をきっかけに始まるものと信じたい。

クリントン長官の訪問にあまりにも大きな期待をかけているため、1-2つの憂慮は伴うかもしれない。 まず共同の認識・戦略・推進計画を新しく整えるという難しい作業が果たして米国と韓国で迅速に推進できるのか、そして十分な協議と合意およびこれに伴う高いレベルの信頼が早期に形成されるかが心配だ。 2つ目は、米国がずっと直面するしかない国際問題の洪水の中で、果たしてアジア、特に韓半島問題に優先順位を与えるかどうかも懸念される。 この数年間、中東事態の至急性を前面に出してアジアは後まわしにされてきた。 米国・中国間の広範囲な協力が摸索される過程でも、米国が北朝鮮問題の解決に優先順位をつけることを期待し、韓国の憂慮が杞憂になることを希望したい。

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