楽天の金炳賢（キム・ビョンヒョン、３２）を対する評価は日々異なる。 それほど金炳賢の状態はベールに包まれている。

金炳賢は２０日、沖縄・那覇球場で６３球のブルペン投球を行った。 １７日に７１球を投げて以来２日ぶりに多くのボールを投げた。 金炳賢のピッチングは実戦モードに近づいている。 ワインドアップだけでなくセットポジションでも投げ、直球にスライダーとシンカーも混ぜている。 佐藤義則投手コーチは「ペースがだんだん良くなっている」と評価した。

金炳賢に対する評価は毎日違う。 特に日本メディアの評価は良くない。最近スポーツニッポンは２週間の取材を通して外国人選手を評価する記事を掲載したが、金炳賢にはＣ成績点を与えた。 朴賛浩（パク・チャンホ）と李承ヨプ（イ・スンヨプ、ともにオリックス）が並んでＡ成績点を受けたのとは対照的だ。

同紙は金炳賢の才能と経歴は疑わなかったが、２年以上のブランクにクエスチョンマークを付けている。 １７日に記録した直球の最高スピード１３７キロだけでは復活を確信できない。 金炳賢と楽天のスタッフは球速よりも投球バランスを取り戻すことに重点を置いているが、観察者はスピードにこだわる。

しかし楽天のスタッフは全く違う決断をしている。 １５日に金炳賢が入団後初めて行った実戦投球で、１イニング１失点と不安定な姿を見せたにもかかわらず、スタッフは金炳賢をキャンプ１軍選手団に含めることにした。 金炳賢が１軍選手とともに１９日に那覇に移動した理由だ。

楽天の星野仙一監督は「オープン戦もベスト戦力で望む。 そのつもりでメンバーを組む」と話した。 現在として金炳賢は楽天のベスト戦力、すなわち抑えの有力候補ということだ。

金星根（キム・ソングン）ＳＫ監督の情報によると、金炳賢がシーズン初めはセットアップマンとして出場する可能性が高いという。 「結果が良ければ抑え投手になるはず」とも述べた。 楽天は最近、メジャー出身のライアン・スパイアー（３１）を獲得したが、ひとまず金炳賢を重視しているということだ。

すなわち、金炳賢の調子が満足できるほど上がっていない中、機会があまりにも早く訪れたということだ。 チームが差し迫った状況にあるからだ。 金炳賢は２２－２３日の三星（サムスン）戦、２４日のヤクルト戦、２５日のハンファ戦に１、２回登板する予定だが、ここでどんなピッチングを見せるかが１軍残留を決めると予想される。


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