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<台風18号>「釜山のマンハッタン」マリンシティ、台風が来るたびに浸水被害?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.07 15:17
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6日午前、釜山海雲台区佑3洞(プサン・ヘウンデグ・ウサムドン)にあるマリンシティ商店街前。40~80階になる住宅商店複合建物6棟が立ち並ぶため「釜山のマンハッタン」と呼ばれているところだ。だが、前日押し寄せてきた台風18号(チャバ)の傷痕がマリンシティのあちこちで簡単に目にすることができた。

前日、巨大な波はテトラポット(TTP)と海岸防水壁がある護岸から200メートル余り離れた道路まで押し寄せた。海水の水位が高まる満潮と台風が重なり、護岸は事実上「無用の長物」になった。このためにマリンシティ海岸道路の見どころであるアニメーション通りも歩道ブロックが流されてしまい、復旧作業の真っ最中だった。釜山最高の高級住宅エリアの面影を見つけることはできなかった。商店街1階のレストランスタッフ10人余りは割れた窓ガラスの片づけで忙しそうだった。護岸から20メートル離れたこの店は、前日に台風18号が近づいて波が襲い、外壁ガラス窓10余枚が破れた。什器類はすべて海水に浸かった。レストランスタッフのキム・サムグォンさん(47)は「客がいる時に波が商店街の2階まで越えてきたので営業をあきらめて避難した。店をオープンしてから1カ月しかたっていない。青天の霹靂だ」と訴えた。

 
マリンシティの安全が台風にむき出しになっているといえる。2003年台風14号(マエミー)の時はある建物の地下駐車場が浸水して車両数百台が水に浸かった。2010年台風4号(ディアンムー)、2012年台風15号(ボラヴェン)の時も被害を受けるなど越波被害が繰り返されている。

台風のたびにこの辺り一帯が被害にさらされるのはそれなりに理由がある。海雲台区は2011年8月、台風に伴う越波被害を防ぐための放水壁設置事業に着手した。その結果、8.5メートルの波を防ぐためには防水壁の高さは3.4メートルが適正であることが分かったが、予算の負担と眺望権などを考慮して1.2メートルを現実的な代案として住民に提示した。だが、2012年1~3月開かれた説明会で「マリンシティ入居者代表連合会」等は眺望権を前面に出して防水壁の高さを0.5メートルに下げるよう要求した。

当時説明会に参加したという住民のイさん(61)は「防水壁を高くしなければならないという区庁側の提案に、当時一部の住民が眺望権を侵害してはならないとする外国の事例を挙げながら反発した」と伝えた。海雲台区関係者も「当時、防水壁を最初から設置しないでおこうと主張する住民もいた。結果的に2012年末、1.2メートルの高さの防水壁が設置されたがこれでは8.5メートルの波の60%程度しか防げない」と話した。このように住民の顔色伺いをしていた海雲台区の消極的な行政と一部の住民と商人が安全よりも海の眺望権を前面に出して反発したことから、8.5メートル以上の波が押し寄せた場合、越波被害が受けざるをえない構造的問題がすでに出来上がっていたということだ。

台風の危険が高まったことで入居を後悔する住民もいる。ある住民(34)は「海水が膝まで押し寄せた水騒動に、最近では地震までありずっとここに住むべきか悩んでいる」と話した。

釜山市と海雲台区は遅まきながら海を追加で埋めたてて幅4.5メートルの護岸を幅7メートルに拡大する計画だ。また、陸地から100メートルほど離れた海(水深8~10メートル)に長さ650メートル、水面高さ7メートルの防波堤の設置を推進中だ。2020年までに国費と市費など655億ウォン(約61億円)が投じられる。釜山大社会環境システム工学科のシン・ヒョンソク教授は「マリンシティは海と近く、津波被害が出る可能性もあると専門家が以前から指摘してきた。越波による浸水被害は人災」と指摘した。

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