<韓国再・補欠選挙>与党「経済再生」が野党セウォル号審判論を圧倒(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.31 10:47
権垠希候補をめぐっては与野党の議論が激しかった。セヌリ党は、権候補が夫名義の不動産数十億ウォンを過少申告したと主張した。「権候補の公認は国家情報院のコメント事件捜査外圧の暴露に対する政治的な事後わいろ」という逆攻勢を受けた。選挙管理委員会は「問題ない」としたが、首都圏の世論に良くない影響を及ぼすという憂慮が党内部でも出てきたほどだ。結局、権候補は当選したが、光州の外では公認問題の逆風が吹いたという分析だ。フォーカスカンパニーのミン・ヨンサム戦略研究院長は「当選が確実な光州光山乙でも投票率22.3%で統進党の得票率が30%近くなるのは、人々が新政治連合にどれほど失望したかを克明に見せる部分」としながら「野党審判論に対して党代表が責任を取って退かなければならない状況が来るだろう」と話した。
野党は「兪炳彦(ユ・ビョンオン)の遺体」発見を反転攻勢の機会にした。捜査過程であらわれた政府の無能さに焦点を合わせて政権審判論を前面に出した。セウォル号特別法の通過を促す場外闘争まで併行した。選挙終盤には正義党などと連合して統一化戦略を使った。銅雀乙と水原乙、水原丁で統一化を成功させて選挙構図を「全地域、超接戦構図」にしたが、世論は痛かった。その間にセヌリ党は「経済再生」を強調して一票を訴えた。