<インタビュー> ファリード・ザカリア氏「日本では韓国のものが人気」(2)
--最近の経済危機が世界秩序に及ぼす影響は。
「今回の事態を通して米国など主要国も、国際的な懸案は相互協力を通して解決すべきだということを悟った。 金融資本は何の制約もなく自由に世界を回る。 このため世界銀行、国際通貨基金(IMF)、G7、G8ではなく、G20という体制を通じて問題にアプローチしなければならない。 すなわち過去初めて、西側先進国が周辺国と手を取り合って新しい問題解決システムを構築したということだ。 これははるかに安定的かつ正当性のある体制だ。 今後、米国がどんな政策をとるべきか把握するにはG20を見ればよい。 今後G8に回帰することはなく、G20がこれに取って代わるだろう」