東レ尖端素材、韓国工場稼働…自動車軽量化素材で世界最大の生産基地に(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.28 11:51
グローバル科学素材企業の東レ尖端素材が「スーパーエンジニアリングプラスチック」と呼ばれるPPS樹脂とコンパウンド(混合物)の韓国国内での生産を始めた。PPS樹脂とコンパウンドは自動車軽量化の核心素材に挙げられるが、これまでは全量を輸入に依存してきた。東レ尖端素材は27日「先月から全羅北道群山市(チョンラブクド・クンサンシ)のセマングム産業団地にあるPPS生産工場の稼動を始めた。この工場を世界最大のPPS生産拠点として育てることにした」と明らかにした。
PPSコンパウンドは、基本性質はプラスチックだが200度以上の高温にも耐えられ、加工も容易なことから主にエコカーのエンジンとモーター関連部品に使われる。PPS樹脂はコンパウンドを作るのに使われる中間材料だ。