中国・ウクライナ発悪材料に揺れる韓国株式市場(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.17 14:41
改革の措置は加速している。15日には人民元の一日の為替レート変動幅を1.0%から2.0%に拡大すると発表した。人民元の国際化のためだ。国際金融関係者の間では「中国当局の自信を見せた」という評価が出ている。しかし改革にはリスクが伴う。ロイター通信は「人民元の変動性が高まったことで、中国企業は為替リスクに対応しなければならず、難しい挑戦に直面した」と伝えた。人民元安が進む場合、これまで人民元高を見込んで中国に入った投機資金(ホットマネー)が一斉に流出することもあるという分析だ。
危機説は今後いつでも浮上する可能性がある。成長と改革という“二兎”をつかむのは容易でないからだ。ハナ大韓投資証券のハン・ジョンスク研究員は「中国は内需を拡大して成長を維持するという戦略だが、その効果が表れるには時間がかかる」とし「上半期には景気失速が続くだろう」と予想した。