「核実験が実施された日、平壌（ピョンヤン）の雰囲気は平穏だった」－－。
朝鮮総連機関紙朝鮮新報電子版は１０日、平壌発記事で前日の核実験後の平壌の雰囲気と北朝鮮の立場を伝えた。
朝鮮新報は「平壌の自信は、おそらく誰もが自国にむやみに触れることができなくなったという安堵感によるもの」と説明した。また朝鮮新報は核実験について「ためらっている気配はなさそうだ」とし「現在の事態の進展は朝鮮（北朝鮮）がすべてのことを計画どおりに妥協もなく推進していることを物語る」と紹介した。そして「敵対国は国連を利用した制裁の発動をするというが、朝鮮はものともせずに最終目標に向けて最後まで突進していく公算が高い」とした。
「朝鮮は当然、対話の方法による平和を望んでいる」とし「見過ごしてはならないのは今回の核実験で明らかになった朝鮮の実践力」とも報道している。
◆「重い戦争黒い雲」＝北朝鮮は１０日、北朝鮮人民軍が「現代的な攻撃手段と防衛手段をすべて備えた一当百の革命武力」と主張した。労動（ロドン）新聞は労動党創建６１周年記念社説で「今日、米国製の無分別な対朝鮮敵視政策で我々民族の祖国統一運動は厳しい壁にぶつかっているほか、朝鮮半島には戦争の黒い雲が重々しく垂れてこめている」と強調して報道した。
統一部の当局者は「今年の党の創建記念行事は昨年と比べて内容と規模面で多少小さくなっている」と話した。
＜ニュース特集＞北朝鮮核問題