<ニュース分析>経済成長・民主化実現した韓国から「俗世の法王」
南北(韓国・北朝鮮)に分断されている韓国から、国際外交の司令等といえる国連事務総長が誕生した。かつては超大国が角逐していた韓半島が、いまや国際社会の紛争を調整、仲裁するくらいに位相が高まったことを意味する。
国連のある外交官は「『俗世の法王』こと国連事務総長は個人として挑戦するものだが、その後は政府レベルの支援や国際社会の出身国家に対する評価も重要になってくる」と述べた。こうした点から潘長官の勝利は個人の力量はもちろん、世界的に類例を見ない韓国経済の成功神話や民主化の勝利とも考えられる。50年以上も続いている分断の状況でも、韓国は驚くべき経済成長を実現し、民主主義を拡張させ、国際社会の成功モデルになった。