大統領直属の諮問機関である国家生命倫理審議委員会が、ソウル大・黄禹錫(ファン・ウソック)教授チームの卵子入手過程をめぐる疑惑に関連、事実上の再調査に乗り出した。委員会は、黄教授チームの研究に法的・倫理的な問題がないかという点について調べるため、関係機関の資料を検討し、来月13日の会議で最終的な結論を下す計画だ。
同委は29日、ソウル・プレスセンターで懇談会を開き、黄教授チームの倫理疑惑に関連、韓国内と国際社会の基準に基づき再検討することを決めた。ヤン・サムスン委員長は「黄教授チームの研究が、『生命倫理・安全に関する法律』の施行(05年1月1日)以前に行われたものだが、過去を反省し、今後の望ましい研究倫理を確立する、とのレベルから審議の必要があるとのことで一致した」と伝えた。