「犯罪者が監視カメラを破壊」…北朝鮮製兵器支援を受けるロシア、「国連監視網」を無力化(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.29 09:56
対北朝鮮制裁が履行されているかどうかを監視してきた国連の専門家パネルが15年ぶりに消える。28日(現地時間)、国連安全保障理事会・対北朝鮮制裁委員会傘下の専門家パネルの任期延長のための表決で、ロシアが拒否権を行使したからだ。
ロシアが拒否権を行使して対北朝鮮制裁モニタリング機関を無力化した背景は、北朝鮮製戦争兵器を取り引きするなど、制裁を露骨に違反する状況を隠ぺいするためだという見方が出ている。実際、専門家パネルの最近の年次報告書には朝露の兵器取り引きの情況を写真とともに具体的に指摘したこともある。韓国のファン・ジュングク国連大使はこの日、延長案が否決された直後「犯罪が摘発されないために監視カメラを破壊したのと同じ」とし、ロシアを猛非難した。