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【コラム】納得しがたい「19禁」投票権=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.09 17:01
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性的表現が比較的露骨な映像物や歌、酒とたばこは法的に満19歳未満の国民が接してはならないものだ。提供する者は処罰の対象となる。いわゆる「19禁」だ。それ以上の年齢の人にも良いものではないが、国は禁止にまでしない。個人の責任領域に属するものと見る。

公職者を選ぶ投票も現行法上「19禁」だ。後に「なぜ自分がそんなことをしたのか」と後悔する人がいて(特に最近はそうだ)、生活の質の向上にこれという効用性を発見できない場合も多く、衝動に支配されることもあるという点で、わいせつ映像物、酒、たばこなどと投票は似ている。もちろんこうした理由で投票が「19禁」目録に入っているのではない。「政治的な判断をするうえで19歳未満はまだ未熟」というのが公式的な理由だ。

 
1次的なファクトはこうだ。経済協力開発機構(OECD)35加盟国のうち選挙権が「19禁」の国は韓国が唯一だ。ほとんどが満18歳以上に投票権が与えられる。16歳以上の国(オーストリア)もある。世界230余カ国のうち満18歳が公職選挙に参加できないのは32カ国ほどだが、ガボン・セネガル・カンボジア・コロンビア・パキスタン・フィリピンなどだ。韓国人がモデルとするべき国は探せない。3年前にスコットランドで英国からの独立意思を問う住民投票が行われた際、16歳以上(一般選挙基準は18歳以上)が有権者に決まった。

OECDで唯一 「19禁」という点が気になったのか、保守的教育界では先進国では学生の高校卒業が早いため18歳なら大学生または社会人だと主張している。嘘だ。英国は満16、17歳で中等教育(中学・高校)課程を終えるという説明があるが、これは事実ではない。韓国外交部の資料「英国概況」では「英国は6-5-2-3学制を採用している。中等学校は中学と高学の区分なく5年間運営され、中等学校と大学の間に大学準備課程または職業教育課程の後期中等課程2年がある」と説明されている。この後期中等課程は通常「Aーレベル」と呼ばれるが、これを経てこそ大学に進学できる。韓国の高校課程に該当する。学生がこれを終える時は満18歳または19歳だ。

OECD加盟国の英国・フランスなどでは満18歳ですでに高校を卒業した状態という主張が事実なら、韓国で高校を卒業してすぐにこれらの国の大学で進学した学生は該当国出身の同級生より平均的に年齢が1歳上でなければいけない。しかし実情はそうでない。学齢基準が韓国は3月、英国・フランスなどは9月であるため、同じ時期に生まれても学年が異なる場合があるが、満18歳の高校生はそこにも多い。

一部の人は満18歳以上に有権者を拡大すれば教室で政治的な論争が出てくるのではと心配する。ここには学生は世の中のことに関心を向けず勉強だけをするべきだという考えがある。元国務長官で米国大統領選候補だったヒラリー・クリントン氏の履歴を見ると、17歳(1964年)で高校歴史教師の指導を受け、共和党大統領候補バリー・ゴールドウォーター選挙陣営でボランティアメンバーとして働いたという内容が出てくる。英国の保守党代表と外相を務めたウィリアム・ヘイグ氏は16歳(1977年)の時、英国保守党全党大会で学生代表として演説している。高校生を早くから政治家に育てようということではない。海外の高校では政治討論が日常的に行われていて、高校生が政治に関する知識と意見を持つことをダブー視するのは普遍的でないという意味だ。

多くの韓国人は大学に進学し、職業人になった後、学歴と所得が似た人たちと付き合う。かなり違う環境の中で育った人と内心を表す考えを交わすことは多くない。高校は世の中には違った意見と主張がいくらでもあるということを学べる空間だ。考えが違っても怒ったり争わずに話す方法を、争っても敵にはならない方法を体得できるところでもある。韓国人に特に必要な部分だ。

イ・サンオン社会2部長

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