【社説】「サンキュー、サムスン」ツイートで雇用を要求したトランプ大統領
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.04 12:58
トランプ米大統領が3日未明(現地時間)、ツイッターに「サンキュー、サムスン」というコメントを載せた。サムスン電子が米国で家電工場の建設を検討中という米オンラインメディアの報道に関連し、トランプ大統領が自ら反応を伝えたのだ。しかしサムスンは米国工場建設についてまだ何も決定していない状態であり、これは一種のハプニングだった。にもかかわらず、このツイートにサムスンだけでなく多くの韓国企業が困惑し、緊張している。米国で生産して売れという米国優先主義を標ぼうした「トランプノミクス」の圧力が本格化する信号と見ているからだ。
実際、トランプノミクスの圧力が尋常でない。国家通商会議(NTC)のナバロ委員長は最近、あるインタビューで「米国内で製品を組み立てるだけではいけない。部品も米国で作るべきだ」と述べた。多国籍製造企業が1990年代のグローバル化以降に構築したグローバルソーシング体制を無力化し、組立・包装だけでなく「米国産インサイド」まで強要するということだ。