北朝鮮、米国の制裁に反発…「最高尊厳への挑戦は宣戦布告」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.09 10:00
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長を人権じゅうりん容疑で制裁の対象に含めた米国政府の措置に対し、北朝鮮が「宣戦布告」と規定して激しく反発した。北朝鮮外務省は8日の声明で、「米国が我々の最高首脳部に言いがかりをつける妄動をした」とし「最高の尊厳にあえて挑戦したのは最悪の敵対行為であり、我々に対する公公然たる宣戦布告」と主張した。続いて▼今回の制裁の即刻撤回▼朝米間のすべての外交的接触通路の遮断▼米国の敵対行為を粉砕するための超強硬対応--という立場を明らかにした。
これとともに「今後、国との関係で提起されるすべての問題は、共和国の戦時法に基づき処理することになるだろう」と脅迫した。北朝鮮が2012年に出した「朝鮮民主主義人民共和国法典」には「戦時法」が別途の法令で紹介されていない。しかし北朝鮮は2010年5月にも政府が「天安(韓国哨戒艦)対応措置」を発表すると、祖国平和統一委員会名義の談話で「南北関係のすべての問題は戦時法に基づき処理する」と一方的な宣言をした。