347キロの鉄道…サムスン物産、豪州鉄鉱石の輸出の道を開く
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.11 10:23
サムスン物産が開発中の世界最大の鉱山、豪州ロイヒルで生産された鉄鉱石が初めて輸出される。鉱山の開発を始めてから32カ月目だ。最初の船積みは、鉱山運営のための主要施設工事が終わり、鉱山の商業的な運営が可能だということを意味する。
サムスン物産は「6日にロイヒル鉱山で採掘した鉄鉱石10万トンを現地時間の10日午前10時、ロイヒルから347キロ離れたポートヘッドランドの港で船積みした」と10日、明らかにした。ロイヒル鉱山は鉄鉱石の埋蔵量が24億トン程度で、年間生産量が5500万トンにのぼる世界最大の鉄鉱石鉱山。サムスン物産は2013年3月、豪ロイヒルホールディングスが発注した6兆5000億ウォン(56億豪ドル、約6720億円)規模のロイヒル鉱山インフラ建設事業を単独受注し、翌年4月から工事を進めてきた。サムスン物産が受注した事業はロイヒル鉱山近隣の鉄鉱石破砕・粉砕プラントと2つの埠頭を備えた港湾、鉱山から港湾につながる347キロの鉄道の建設で、ロイヒル鉱山開発事業の核心だ。事実上、サムスン物産がロイヒル鉱山の開発を引き受けたということだ。