日本円に関心が向く3兆ドルのヘッジファンド
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.16 09:27
グローバルヘッジファンド「エリオット」がサムスン物産-第一毛織の合併に反対し、ヘッジファンドの存在感が浮き彫りになっている。グローバルヘッジファンドが運用する資金は今年1-3月期基準で3兆ドル(約3300兆ウォン)に近い。韓国株式市場全体の時価総額の倍ほどだ。株主価値を実現するとして行動主義(shareholder activism)性向を見せるヘッジファンドも増えている。
最近ヘッジファンドが個別企業に対する攻勢に注力しているように見えるが、今でも注視している投資対象は外国為替(FX)だ。外国為替はヘッジファンドの以前からの獲物だ。「ヘッジファンドの皇帝」と呼ばれるジョージ・ソロス(85)が世界に自分の名前とヘッジファンドの威力を広く知らせるきっかけとなった。ソロスは1992年に英ポンド、1997年にタイ・バーツなどを攻撃し、大金を稼いだ。新韓金融投資のパク・ジェウィ研究員は「米国の利上げ時点が迫る中で日本円投資(投機)の行方がヘッジファンド業界の主なイシュー」と分析した。