<離散家族再会>43年前に拉致された64歳の息子、88歳の母に抱かれ絶叫
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.10.25 10:05
離散家族2度目の再会が24日午後3時15分(北朝鮮時間午後2時45分)に北朝鮮の金剛山(クムガンサン)ホテルで行われた。韓国側訪問団90家族254人と北朝鮮側188人が2泊3日の日程に参加した。団体対面行事に参加した彼らは数十年の歳月を跳び越え血肉の情を分かち合い涙を流した。20日の1度目の再会に続き会場は再び涙の海となった。
北へ拉致された漁師のチョン・ゴンモクさん(64)さんは、韓国側から車いすに乗って来た母親のイ・ボクスンさん(88)と43年ぶりに会った。チョンさんは1972年12月28日に黄海で漁をしていたはえ縄漁船五大洋61号と62号の船員24人とともに北朝鮮の警備艇により北に拉致され帰れなくなった。母親を見つけたチョンさんは抱きしめられ「お母さん」と泣き叫んだ。