「スーパーパワー時代は終わった…ミドルパワー国家で協力して国際問題の解決を」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.22 10:40
一国の首長にまで上った彼らはさすがだった。「平和と繁栄」という重い主題でも、ぴったりの比喩や表現が加味されると観客が自ずとうなずいていた。21日の済州(チェジュ)フォーラム基調演説者として出席した各国の首脳は「上席」のような比喩や「アジア極」のような新しい概念、「近くの隣人が遠い親戚よりましだ(遠くの親戚より近くの他人)」のような耳にすっと入ってくることわざでアジアの未来を論じた。
カナダのジョー・クラーク元首相は「誰がテーブルの上席に座るかが重要なのでなく、そのテーブルで協力を通じて何を作り出すかが重要だ」として上席無用論を提起した。クラーク元首相は「全世界が米中に注目しているが、かえって中堅国の方が新しい会談開催や国際共助体制構築のような提案をするのに有利だ」とし、「韓国もカナダも覇権国家のすぐそばに位置する中堅国として葛藤を仲裁し新しいイシューを提起する役割をすることができるだろう」と話した。