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【社説】冷静と発奮が必要な検察の兪炳彦捜査=韓国

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.06.22 13:21
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兪炳彦(ユ・ビョンオン)清海鎮(チョンヘジン)海運会長の妻のクォン・ユンジャ氏が21日に背任容疑で検察に緊急逮捕された。クォン氏はいわゆる救援派と呼ばれるキリスト教福音浸礼会の創始者である故権信燦(クォン・シンチャン)牧師の娘だ。クォン氏は「タルクボル」という訪問販売業者の代表で、兪会長と息子、娘らに会社の資金を違法に支援した容疑を受けているというのが検察の説明だ。

これに先立ち検察は兪会長の義弟である呉甲烈(オ・カプリョル)元駐チェコ大使夫妻が兪会長の逃避を主導したという関係者の陳述に沿って彼らを犯人逃避教唆などの容疑で緊急逮捕した。これにより兪会長の逃避と関連し救援派信徒と親族ら10人余りが司法処理され、検察の追加調査によりその数はさらに増える見通しだ。

 
だが、兪会長と息子の兪大均(ユ・デギュン)、兪赫基(ユ・ヒョクキ)氏らの所在は五里霧中で、検察の無能を叱咤する世論は続いている。国民は兪会長に対する検察の検挙作戦が「捜査の機密性と機敏性」を生かせなかったとして落第点を与えている。兪会長が一時滞在していた錦繍院を家宅捜索し、捜査チームが作成した計画書が救援派信徒に流出し、速やかに捜査ができず結局兪会長父子が逃避を継続している点は検察の失敗だ。黄教安(ファン・ギョアン)法務部長官もこのほど国会で「兪炳彦一家の不正をつかみ検挙に乗り出したが、関連情報が(救援派などに)流出したものと考えられる」と明らかにした。救援派の一部信徒が「検察がうそをついている」として国家公権力を嘲笑し、含量不足の言行を浴びせる時も、何も言えない状況になるしかなかった検察としてはもどかしいことだろう。

それでも検察捜査を無理にしたりあせって進めてはならない。兪会長の妻のクォン氏、義弟の呉氏らの逮捕に対し一部法曹関係者からは「検察が犯人隠匿容疑を適用できない家族を相手に他の容疑を適用して司法処理するのは八つ当たり性の捜査と取られかねない」との懸念が出ている。

もちろん検察のこうした捜査姿勢が兪会長を検挙するための捜査方式のひとつであるものと判断されるが、検察の捜査は被調査者が承服できるよう進められなければならない。セウォル号沈没事故後、韓国社会は「過去の積弊を清算しよう」として反省と悔恨の時間を過ごした。また、これを基に対策作りに腐心している。検察捜査だからと例外はありえない。セウォル号沈没事故から2カ月以上事務室に寝泊まりしながら苦労する捜査チームに暖かい一言も言えず叱責ばかりしなければならない国民の心も穏やかではないだろう。

ワールドカップ熱風と文昌克(ムン・チャングク)氏の首相指名をめぐる政治議論の中でセウォル号事故犠牲者に対する追慕と記憶が薄められないか心配する人が増えている。国民の懸念を払拭させるためにも検察の冷静な捜査と発奮を促す。(中央SUNDAY第380号)

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