<韓国旅客船沈没>町内会や軍も動員…検察・警察、騒がしいだけの「兪炳彦捜索」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.18 11:11
検察が兪炳彦(ユ・ビョンオン)清海鎮(チョンヘジン)海運会長(73)が京畿道安城(キョンギド・アンソン)の錦繍院(クムスウォン)を脱出したと推定してから17日でちょうど1カ月。だが兪会長の所在は依然として霧の中だ。前日に行われた兪会長の側近8人に対する裁判で、被告人が主犯だとしたキム・ピルベ元ムンジンメディア代表(76)も米国に逃亡中だ。大柄な体格(体重130キロ)という兪会長の長男テギュン氏(44)は、跡も残さず捜索網から逃れている。時間がたつほど検察と警察の無能ぶりを叱責する世論が高まっている。
仁川(インチョン)地検特別捜査チームはこの日、兪会長の逃亡を助けた容疑で前日に逮捕したキム氏(女性)を相手に2日間にわたり兪会長の所在について集中的に追及した。キム氏は兪会長逃亡のコントロールタワーの役割を果たしたという「キムママ」(実名キム・ミョンスク、59、女性)とは別の人物だ。捜査チームはキム氏を相手に強力な取り調べを行ったが、大きな成果はなかったという。検察は前日、兪会長の実兄ピョンイル氏(75)と側近の「シンママ」(シン・ミョンヒ、64、女性)も拘束したが、兪会長所在に関する端緒さえつかめていないという。