“フィギュア女王”キム・ヨナ（２４）がソチ冬季オリンピック（五輪）を終えた後、初めて公式行事に姿を現した。

キム・ヨナは４日、ソウル永登浦タイムズスクエアのアトリウムセンター特設舞台でファンミーティングを開いた。今回のファンミーティングは昨年に続きキム・ヨナのスポンサーであるＥ１の主催で約１時間、トークショー形式で行われた。

赤のスポーツジャケットと黒のトレーニングウェア姿で登場したキム・ヨナは、現役引退直後の余裕を感じさせる笑顔を終始見せていた。行事場所に集まった約５００人のファンも「ヨナ、愛している」などと叫び、キム・ヨナを最後まで激励した。

この日、ファンはキム・ヨナのための“ヒーリング”アイテムを伝えた。ファンは「パン」「自転車」「音楽」「旅行」「読書にコーヒー１杯」「ファン」「他競技観覧」などをヒーリングアイテムに提示した。これに対しキム・ヨナは「旅行」と「ファン」を最高のヒーリングアイテムに選んだ。

キム・ヨナは「バンクーバー五輪が終わってから数カ月後にカナダ合宿に行ったが、トロント付近にある旅行地に行った。それ以後はまだ一度も旅行していない」とし「海外は気楽。フィギュアに関心がある人を除いて私を見ても誰か分からない。遠いところでも近いところでも旅行に行ければいい」と話した。また、ファンに関しては「かなり以前から変わりなく支えてくれたファンがいた。本当にありがたく思う」と感謝の意を伝えた。

他のアイテムについてはそれぞれの理由を挙げながらヒーリングアイテムとは距離があると説明した。特に自転車については「まだ一度も乗ったことがない。補助輪付き自転車は幼い頃に乗ったが、フィギュアを始めてからは他の運動をあまりしなかったので、自転車は一度も乗ったことがない」と話した。

キム・ヨナはパンについて「もう好きなだけ食べることができる。（パンヨナというニックネームもあるが）パンの話はもうやめてほしい」と言いながら笑った。「読書にコーヒー一杯」については、「本とは距離があった。これからは本を少し読もうと思う」と語った。