【社説】ボイスフィッシング対策、中国ばかり見つめるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.04 16:11
ボイスフィッシング(電話金融詐欺)にあった市民の被害は金銭的なものにとどまらない。苦労して貯めたお金を失った衝撃で子どもを流産した30代の主婦、詐欺電話の声が耳から離れず不眠症に苦しむ40代の女性、うつ病になったの50代の家長など、こうした人たちが経験する精神的な被害は想像を超越する。中央日報が被害者にインタビューした結果、ほとんどが深刻なトラウマに苦しんでいることが分かった。詐欺にあう人は年間5000人近くいるいう。この人たちが苦しむ2次被害は金銭で表せない状況だ。
このように犯罪に露出した人たちが隣人を、また社会を信じることができるだろうか。ボイスフィッシングはの社会の信頼を破綻させる公共の敵であり、市民精神を破壊する重大犯罪だ。司法当局はこの犯罪と戦争をするという姿勢で積極的に取り組まなければいけない。