スタイル変わる南北会談「以前の記憶は忘れるように」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.11 08:58
12日から13日にかけてソウルで開かれる南北当局会談が迫り、朴槿恵(パク・クネ)政権が新たな会談の枠組み作りに乗り出した。表には表わさないが金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時の会談形式から脱皮し、新たな会談スタイルを作るという考えは歴然としている。政府当局者は10日に記者らと会い、「以前の政権の南北対話は頭の中から消してほしい」と求めた。こうした雰囲気は10日に板門店(パンムンジョム)で終えた事前実務接触協議過程と発表文にも表われた。
まず看板が変わった。2000年6月の初めての南北首脳会談後7年間21回にわたり継続してきた閣僚級会談は歴史の中に消えた。代わりに「当局会談」という名前の対話テーブルが用意された。実際には閣僚級会談を当局会談にしようというのは北朝鮮が先に提案した。実務接触で韓国側代表を務めた統一部の千海成(チョン・ヘソン)統一政策室長は、「北朝鮮側は特に背景を説明しなかったが、われわれも変化した環境と新しい時代という側面から妥当と考えたので名称変更に合意した」と話した。会談の名称を変えるのに南北が意気投合したという話だ。千代表は、「今回が事実上第22回閣僚級会談ではないか」という記者の質問に、「別個の南北当局会談になるだろう」と強調した。