韓国金融市場では「北朝鮮リスクの影響はほとんど消滅」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.15 11:37
金融市場も北朝鮮リスクの直撃弾を受けた所のひとつだ。2000ポイント台を上回ったKOSPI指数が1900ポイント台初めまで落ち込むなど特に株式市場が敏感に反応している。ウォンの価値が下がり韓国の信用リスク指数も上昇した。しかし専門家はまもなく消滅する悪材料とみている。
韓国取引所が14日に明らかにしたところによると、年初から今月12日まででKOSPI指数は5.27%下落した。その間に米国ダウ産業指数は10.82%上がった。KOSPI指数は先月29日の2004.89から連日下落し、8日には1918.69まで下がり年初来最低値を記録した。韓国の証券市場は米国をはじめとする世界の証券市場が上がる中で唯一下落傾向にあるいわゆる「デカップリング」に苦しめられた。指数下落を主導したのは外国人だ。外国人投資家は3月から11日まで4兆ウォン以上の売り越しを記録した。北朝鮮リスクが高まった期間はほとんど売り続けていたといっても過言ではない。円安と米国市場での自動車大規模リコールで揺らぐ韓国証券市場にますます高まる北朝鮮の脅威は「悪材3点セット」を完成させた格好となった。