韓国首相候補の金容俊落馬…閉鎖的な人事の悲劇(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.30 09:43
朴槿恵(パク・クンヘ)政権で最初の首相に指名された金容俊(キム・ヨンジュン)大統領職引き継ぎ委員会委員長が29日に指名を辞退した。24日に首相に指名され5日だった。裁判官在職中の不動産投機疑惑、2人の息子の兵役忌避疑惑などが提起され、疑惑を解消できず候補を辞退した。新政権の初代首相候補者が自主的に指名を辞退したのは憲政史上初めてだ。
「密室人事」という批判を受けながら金氏を指名した朴次期大統領は政治的打撃を受けることになった。27日しか残っていない新政権発足に向けた作業にも支障が予想される。原点から新たな首相候補者を物色しなければならない負担を抱えることになった上に、政府組織改編案処理と閣僚人選作業も時間に追われることになった。