クイーンズ・パーク・レンジャーズ（ＱＰＲ）のハリー・レドナップ（６６）監督と朴智星(パク・チソン、３２）の悪縁が続いている。先週、朴智星を主将から降ろしたレドナップ監督は２７日（日本時間）、ロンドン・ロフタスロードで行われた試合で、朴智星（パク・チソン）に主将の腕章を付けさせた。３部リーグ所属のミルトン・キーンズ・ドンズとのＦＡカップ３２強戦だった。

レドナップ監督は、前任のマーク・フューズ監督体制で重用されていた選手を多数投入した。一方、レドナップ監督の信頼を受けている新主将クリント・ヒルらは交代メンバーに入った。

試合は悪夢だった。２リーグも下のチームを相手に、ＱＰＲは前半４分のオウンゴールをはじめ、４失点した。朴智星は０－４とリードされた後半２２分に交代した。グラウンドを去る朴智星に対し、観客はヤジを浴びせた。

ＱＰＲの問題点が総体的に露出した試合だったが、レドナップの戦術変化は朴智星の交代がすべてだった。朴智星が抜けた後、ＱＰＲは２得点したが、すでに時遅しだった。

レドナップ監督の本当の戦争は試合後の記者会見で始まった。イングランドプレミアリーグでも口が汚いことで有名なレドナップ監督は直撃弾を飛ばした。

「今日の試合を見たか。イングランド代表ＧＫのグリーン、マンチェスター・ユナイテッドから来たファビオと朴智星、レアル・マドリード出身のグラネロ…。彼らは機会を台なしにした」とし「今日の試合が物語っている。私はすでに答えを知っていた。しかし自分が出なければいけないと私の部屋のドアをノックする選手と彼らをかばう人たちに今日の試合が多くのことを知らせたはずだ」と毒舌を浴びせた。

レドナップ監督の発言は、戦術運営に干渉する球団を制圧し、チームを掌握するための行動と解釈される。朴智星の位置づけも大きく悪化するとみられる。