【社説】ネガティブ?有権者はさらに多くを知りたい
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.23 12:29
ソウル市長選挙が3日後に迫った。ハンナラ党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)候補と野党が連合して押している無所属の朴元淳(パク・ウォンスン)候補間の攻防も激しく展開されている。両候補の財産・兵役・学歴はもちろん、家族関係・経歴・国家観・価値観などすべてのことが検証台に上がっている。相対的に多くの攻撃を受けるのは朴元淳候補側だ。朴候補は在野市民団体の代表的な活動家だが、何回も選挙に出てきた羅候補とは違い個人の生活について公開されたものがほとんどないためだ。メディアの取材とハンナラ党の批判に対して朴候補側は「カラー論」とか「旧態依然なネガティブ攻勢」として反発している。
われわれはこうした主張を妥当でないとみる。もちろん競争者に対し虚偽の事実をまき散らしたり事実関係を巧妙に組み合わせて有権者を糊塗するのは非難を受けて当然だ。例えば前々回の大統領選挙の際に登場した「義人金大業(キム・デオプ)」のような場合だ。だが、いま進行中の両候補に対する検証はネガティブとは距離がある。当然しなければならない質問であり問題提起だ。