【経済view&】世界で3番目に大きい「為替レート変動率」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.07.16 11:26
実際、今まで米国は日本や韓国などを相手に、通貨切り上げや為替レート制度の改編を促す交渉で大きな衝突なく合意を引き出した経験がある。
特に代表的な例が日本との為替レート交渉だ。1980年代半ば以降、製造業部門の優秀な競争力を前面に出した日本経済が世界2位に浮上した時のことだ。当時、米国は日本の貿易黒字を縮小させる目的で世界貿易の不均衡解消という名分のもと、大幅な通貨切り上げを受け入れるよう日本に圧力を加え、これを貫徹させた。こうした影響もあり、その後、日本は‘失われた20年’という衰退の道を歩むことになった。