日本の学者たち、植民史観「枝」は切って「根」は維持(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.03.24 09:09
「任那日本府説」はもう廃棄してもいいのか。23日第2期韓日歴史共同研究委員会の発表の表を見ればそうだ。委員会は古代韓半島南部の伽揶(カヤ)地域を日本人が支配したという「任那日本府説」がこれ以上実効がないことを公式化した。任那日本府説の「用途廃棄」を宣言した。意味が少なくない。第1期委員会ではこの部分に対する言及がなかった。しかし実体を見れば大きく喜べることだけではない。厳密に言って「任那問題」はまだ終わっていない。
◆「任那日本府説」どうして問題か=任那日本府説は日本植民史観の中心軸だ。今まで日本の韓半島侵略を正当化する歴史的根拠として活用された。壬辰倭乱の時もそうだったし、100年前、日本侵略時もそうだった。韓半島は本来、日本の属国だったという主張だ。任那日本府説を日本学界では「任那支配説」ともいう。事実「任那支配説」は1980年代以後、日本学界で否定されてきたという点に注目しなければならない。日本の教科書と解説書に反映されなかっただけだ。2005年扶桑社版歴史教科書の挑発的歪曲を除いて“任那支配説”を主張する日本の学者は多くない。