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北朝鮮に抑留され釈放されたロバート・パクさん、精神病院に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.03.06 13:33
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北朝鮮に抑留され、後に釈放された在米韓国人対北人権活動家のロバート・パクさん(28、韓国名パク・ドンフン)が先月末から精神病院に入院中であることがわかった。「ボイスオブアメリカ」(VOA)放送は、パクさんが先月27日、カリフォルニア州の精神病院に入院したと4日(現地時間)、報道した。放送によればロバート・パクさんの信仰的師であるジョン・ベンソン牧師はVOAとのインタビューで「親と知人たちがパクさんを精神病院に入院させた」とし「パクさんが、人が恐怖に直面したとき、緊張して不安な症状を見せ、話す時さえも呼吸の音が非常に激しいほど完全ではない状態」と話した。それとともに「パクさんは退院を強く要求しており、誰も信頼できない状態」と付け加えた。

 
パクさんの要求によって最終的な退院は5日に決まる予定だ。しかし担当医とパクさんの家族たちは彼が病院に泊まって治療を受けなければならないと見ている。家族たちは食事さえ拒否するパクさんが、少しずつ食べ物を食べ始めるなど病状が好転しているが、相変らず病院職員たちの統制を受けなければならない状態だと伝えた。VOAはまた、パクさんの周辺の人物が3日、インターネットのブログに彼の精神病院入院事実を掲載したと報道した。周辺関係者は「パクさんが強制的に病院に入院させられ、本人の意志にかかわらず安定剤を飲まされている」と懸念を示した。彼らはパクさんが退院したらインタビューを取り持つから連絡先をくれという文までブログに残した。

パクさんは昨年、クリスマスに合わせて北朝鮮住民に神の話を伝えるのだと、豆満江を渡って北朝鮮に不法入国した。パクさんは北朝鮮指導部に門戸開放と政治犯管理所閉鎖などを促す計画だった。しかし入国後、北朝鮮政府によって直ちに逮捕された後、抑留43日目の先月6日、釈放された。最初パクさんと知人たちは先月25日、ワシントンで北朝鮮入国関連記者会見をする計画だったが、パクさんの状態が深刻だと感じて突然、記者会見を取り消した。

ベンソン牧師は「パクさんが米国に到着した後、アリゾナ州南部の療養施設で過ごした」とし「パクさんから北朝鮮に入国した後、国境地域でひどく殴られた後、今年初め、平壌に移されたという話を聞いた」と伝えた。しかしベンソン牧師は「パクさんが心的外傷後ストレス障害(PTSD)によるひどい不安症状のため、まともに言えない」とし「これにより北朝鮮でどんなことがあったのか、具体的に説明していない」と話した。

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