【コラム】「羊頭狗肉のビビンパ」はグローバル化の過程(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.08 13:19
昨年、米ニューヨークで開かれた世界韓国料理大会で大賞を受賞したチームの場合、韓国の予選ではほぼ最下の点数を取った。元フレンチシェフが洋食コースのように構成した韓国料理について、韓国の審査委員は「ハンサンチャリム(韓国伝統の献立)」ではないと、厳しく評価した。
ところが、ニューヨークの本戦で、外国人の審査委員は最高点を与えた。韓国人が最高と考える韓国料理と外国人が最高と考える韓国料理はこのように異なりうるということだ。見方を変えれば「羊頭狗肉のビビンパ」などといった非難も「韓国料理のグローバル化」のひとつの過程なのかもしれない。今後も、料理が自分の味覚に合わないのは「料理が間違っているせい」と文句を言う人がさらに登場してくるだろう。