22日、故金大中(キム・デジュン)元大統領の北朝鮮特使弔問団が留まっているソウル弘恩洞(ホンウンドン)グランドヒルトンホテル。 00年以来、韓国を訪問する北朝鮮代表団の宿舎として利用されているところだ。 国内・海外の取材陣が集まり警察が警備するホテル周辺の風景は過去と同じだが、南北当局間の神経戦は以前の南北対話とは明らかに違った。 金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長の側近である金己男(キム・キナム)労働党秘書と対南総責の金養建(キム・ヤンゴン)統一戦線部長が青瓦台(チョンワデ、大統領府)の李明博(イ・ミョンバク)大統領を表敬訪問すると要請し、一日中、その回答を待つ状況となったためだ。 ソウル入りした北朝鮮代表団の青瓦台(チョンワデ、大統領府)訪問要請を速かに受け入れた金大中・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権とは違う姿だ。 玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長が最近、金委員長に会えずに滞在日程を5度も延長したように、苦心するのはいつも韓国側だった。
◇高麗航空、5時間待って引き上げる