相次ぐ「通民封官」型の柔軟姿勢…北の狙いは?(1)
政府が連日続く北朝鮮の「恩着せがましい」柔軟姿勢に取り組むための対策づくりに苦心している。
北朝鮮は20日、この9カ月間制限してきた南北(韓国・北朝鮮)間の陸路通行を全面的に認めると通知した。一方的に遮断した赤十字のホットラインも稼働を求めてきた。21日には北朝鮮高官らからなる弔問団がソウル入りする。特に7月30日、北朝鮮海域に入り拿捕(だほ)された800ヨンアン号の船員らを解放すると金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が言及したことが確認され、政府は北朝鮮の意図を綿密に分析中だ。