◆日本、豪雨と地震の二重苦=日本では強い地震で道路や住宅が崩壊し、原子力発電所の稼働が中断するなど被害が続出している。豪雨による人命被害も発生している。10~11日に日本西部海岸で台風9号の影響で洪水と土砂崩れが起き、13人が死亡し17人が行方不明となったと時事通信が報道した。
11日午前5時7分には静岡県の駿河湾でマグニチュード6.5の地震が発生した。海底23キロメートルで発生したこの地震は、静岡を中心に東京、神奈川、愛知一帯を揺らした。地震と同時に津波注意報が発令されたが、3時間後に解除された。駿河湾は日本の東海地方で100~150年周期で発生する東海地震の中心地のため、日本では一時緊張が高まった。今回の地震は東海地震の前兆という懸念が出てきたためだ。しかし日本の地震防災対策強化地域判定会は緊急分析結果として「今回の地震は東海地震の前兆ではないと判定した」と発表した。静岡県御前崎市にある浜岡原発4・5号機は地震により稼働が中断し、放射能流出事故はなかった。