【ニュース分析】クリントン氏、195分間「探索」…朝米関係変化に備えるべき(1)
ビル・クリントン元米大統領の訪朝は北核問題を解決し朝米関係を改善するきっかけになるだろうか。
米政府は北朝鮮の核と米国人女性記者らの釈放は別問題だと明言する。米国はクリントン氏が記者ら2人とともに帰国したのを「米国人記者を拘束する状況は終わった」と印象付けることに努める気配が強い。それもそのはず、万一クリントン氏の訪朝が、記者らの釈放のほかに、固い壁にぶつかった北核問題の解決と朝米国交正常化の突破口を作るものならば、米国が主導する対北制裁の局面に混線が生じる恐れがある。