「北朝鮮、非核化行動見せれば魅力的パッケージ与える」(2)
キャンベル次官補は「今までの金融措置などがカンナム号回航に見られるように北朝鮮に対してメッセージを伝達し、北朝鮮指導部にも苦痛を与えたと思う」とし、北朝鮮の2次核実験以後取ってきた対北制裁を肯定的に評価した。
特にキャンベル次官補が「北朝鮮が本当に取らなければならない措置のうち、まず一部を取るべきだ」と北朝鮮の先行動を強調した点も目を注がなければならない。これまで北朝鮮が6カ国協議で金科玉条にして来たうえ、米国側も受け入れた「行動対行動」(同時行動)の原則とは違いがあるからだ。北朝鮮が取るべき措置を細分化して履行することと同時に段階別に補償を提供する方式に対して見直し対象であることを示唆したのだ。「非可逆的措置」を強調したのもブッシュ行政府2期の交渉パターンとは明らかな違いを示す部分だ。