訪韓中のキャンベル米国務省東アジア太平洋次官補が対北制裁と対話を行う、いわゆる「ツートラック戦略」を対北政策の骨格にすると明らかにした。

キャンベル次官補は１８日、外交部庁舎で記者たちに「韓国、日本、米国、中国などは北朝鮮が魅力を感じるに値する包括的パッケージを提供することができる」と強調した。ただ「北朝鮮が（核廃棄に関する）真剣で非可逆的な措置を取る用意ができていなければならない」という前提条件を掲げた。

キャンベル次官補のソウル発言はオバマ政権発足以来、米国が６カ月間、検討してきた対北政策の輪郭を見せたという点で意味がある。これに先立ち１７日、フィリップ・クローリー国務省公報担当次官補は外信ブリーフィングで「米国の対北接近法を変えなければならない時期ではないか」という質問に「私たちには新しいアプローチと呼ぶに値するものがある」と返事した。

北朝鮮が非核化の意志を行動に移す場合「包括的パッケージ」を提供するというキャンベル次官補の発言は、米国が今まで明らかにしてきた対北政策基調と大きく食い違わない。ただこれを貫徹する戦略や交渉スタイルでは前ブッシュ政権の末期のパターンとは明らかに違いがあるという意志がはっきり見える。

「北朝鮮に引きずられることはない」とし「（ニンジンを提供しながら）北朝鮮を誘引する必要があるかわからない」と言った発言で、そんな意志が読みとれる。代わりに「時間が経てば北朝鮮が結局対話の場に再び出てくるだろう」とし「（米国など５カ国が）忍耐力を持つことが重要」と強調した。


「北朝鮮、非核뮉行動見せれば魅力的パッケージ与える」（２）



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