４月の貿易収支が過去最大となる６０億１７００万ドルの黒字を記録した。 従来の最大黒字だった３月の４２億８６００万ドルを１カ月で更新した。 しかしこれは３月と同じく輸入の減少による‘縮小型’黒字であるため、ひたすら喜ぶわけにはいかない。
知識経済部が１日発表した４月の輸出実績は前年同月比１９％減の３０６億６９００万ドルだった。 １３の主要輸出品目のうち、船舶（４０％）とディスプレー（２％）を除いた１１品目が２けたの減少率となった。 特に石油製品（－４９％）とコンピューター（－４４％）が大幅に減少した。
しかし全体の輸出は３月（－２２％）に比べてやや改善した。 月間輸出額は昨年１０月以来６カ月ぶりに３００億ドルを回復した。 一日の平均輸出額も５カ月ぶりに１２億ドル台を記録した。
輸入減少傾向は相変わらずだった。 ４月の輸入は前年同月比３６％減の２４６億５２００万ドルにとどまった。 減少率も３月とほとんど差がなかった。 不況のため需要が減り、原油・ガスなど原資材価格が落ちた影響が最も大きい。しかし半導体製造用装備（－８０％）と自動車部品（－５０％）のように輸出品を製造するのに必要な資本財の輸入も大きく減少した。