「使用済み燃料棒再処理を開始」…北、露骨に「核兵器化」脅迫(1)
北朝鮮の外務省報道官は25日、国営の朝鮮中央通信(KCNA)を通じ「寧辺(ニョンビョン)の核施設で使用済み燃料棒の再処理作業を開始した」と明らかにした。
核兵器の原料となるプルトニウムを追加で生産するというのも同然の宣言だ。北朝鮮が韓半島非核化の原則に合意、署名した共同文書(05年9月19日の6カ国協議)を投げ捨てる約束違反であると同時に、長距離弾道ミサイルの発射で醸成された危機のレベルをさらに高める脅威と考えられる。ついでに2回目の核実験に踏み切る可能性まで予想される状況だ。