朴淵次・泰光(パク・ヨンチャ、テグァン)実業会長は20年間、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の経済的後援者の役割をしてきた。盧前大統領が朴会長とかかわるようになったのは政治活動を始めた1988年だった。当時、盧前大統領は13代総選出馬資金が必要で、朴会長は盧前大統領の兄である建坪氏の依頼を受けて慶南金海市翰林面(キョンナム・キムヘシ・ユリムミョン)の林野を4億5000万ウォン(約3390万円)で買った。
それから20年後「大統領、盧武鉉」にも金を渡した。盧前大統領にとって朴会長は使っても使っても減らない「金のなる木」だったのだ。しかし検察捜査で2人の出会いは「悪縁」と化すものとみられる。検察は大統領在任期間中に渡した金をすべて「包括的わいろ」と見て刑事処罰する方針だ。特に朴会長の事業と係わる反対給付である可能性に注目している。