ミサイル発射した北…米国に「大きな交渉」求めるはず(1)
北朝鮮は人工衛星の打ち上げには失敗し、長距離弾道ミサイルの発射には成功した。
4月5日に発射された長距離弾道ミサイル・テポドン2号は、人工衛星を地球の軌道に乗せることはできなかったものの、太平洋へ向かって3000キロ以上も飛んだ。このまま進めば、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を保有するのは時間の問題となる。核を持つ北朝鮮が長距離の運搬手段まで保有することになれば、軍事的には恐るべき脅威になり、政治的には北朝鮮の「はるかに強化された交渉力」を意味する。