<カバーストーリー>韓国はデパートが好調…米国は大型マートが好調(2)
一方、米国の代表的なデパートのサックスとメイシーズは先月、売上高がそれぞれ8.5%減、26%減となった。 株式市場で株価も急落した。 デパートの不振はもちろん景気沈滞のためだ。 金融危機と雇用不安で消費者がデパートで販売される高級品に背を向けている。 韓国では今年1・2月、大型マートの売上高が2.4%減った半面、デパートは5.2%増えた。 ウォン安のため日本・中国など外国人観光客が集まっているからだ。 特に日本人はブランド品だけでなく、食品・家電製品もまとめて購入する。
ウォン安は国内消費者の購入パターンも変えた。 免税店との価格差がなくなったため、品目がさまざまなデパートに向かっているのだ。 ロッテショッピング海外名品チームのチョン・ジウン係長は「かつて免税店の人気品目だった化粧品・アクセサリーなどの売上高が増えているのを見ると、国内の女性が以前に比べてデパートを頻繁に訪れているようだ」と述べた。