<カバーストーリー>韓国はデパートが好調…米国は大型マートが好調(1)
#休日の22日午前10時30分、ソウル小公洞(ソゴンドン)ロッテ百貨店本店の正門前に開店前から人が集まっていた。 ショッピングをする日本人観光客がほとんどだった。 春分の日から3連休を迎えて韓国を訪れた観光客はこの期間、デパート売上高を20%(以下、前年同期比)も押し上げた。 新世界(シンセゲ)など他のデパートも同じだった。 その間の流通業界では、大型マートに比べてデパートは斜陽産業に分類されていた。 しかしウォン安になった昨年から状況は逆転した。 ロッテショッピングのイ・ソンデ・チーム長は「外国人観光客のおかげで当分はデパートの成長が続くだろう」と予想した。
#19日、米国の代表的な大型マート「ウォルマート」は今年、職員のボーナスに20億ドルを支給すると明らかにした。 前年より11%多い。 米国全域が深刻な消費不振を経験しているが、昨年のウォルマートの売上高は4012億ドルと、7.2%増を記録した。 大型マート業界全体でも昨年第4四半期の売上高は2.6%増えた。 ウォールストリートジャーナル(WSJ)は「大型マートの善戦が経済回復の希望を膨らませている」と報じた。 韓米両国ではデパートと大型マートの表情が異なっている。 同じ景気沈滞だが、両業界の売上増加率曲線は全く違う。