北朝鮮専門家の分析によると、北朝鮮が今月11日に金永春(キム・ヨンチュン、73)国防委員会副委員長を人民武力相(国防相に相当)に任命したのは、韓国に対する軍事的な圧迫の度を強めたいという意志を表明したものだ。
今回の人事が、これまでの言葉だけの「韓国バッシング」から抜け出し、最近軍部を掲げ軍事的な緊張を高調させている一連の流れに並行して行われたからだ。北朝鮮は李明博(イ・ミョンバク)政権発足後の1年間、統一戦線部の外郭団体である祖国平和統一研究院や労働新聞など、主にマスコミを通して北朝鮮関連政策の転換を求めてきた。