ソウル中央地検麻薬組織犯罪捜査部は７日、インターネットサイトで常習的に賭博を行っていたプロ野球選手らを近く召喚し取り調べる方針だと明らかにした。検察は最近海外にサーバーを置いた‘バカラゲーム’のサイトで賭博をしていたプロ野球選手１０人余りを摘発し、彼らの送金内訳などを調査してきた。

検察の捜査線上に上がったプロ野球選手は３球団１６人に上る。１３人は三星（サムスン）ライオンズ、２人はハンファ・イーグルス、１人はロッテ・ジャイアンツの所属。この中にはスタークラスの選手も含まれている。

検察はフィリピンの賭博場を生中継する形式でインターネット賭博を行っていたサイト運営者に対する捜査でプロ野球選手らが関与した事実を確認した。

検察によると、選手らはインターネット賭博をやりながら、サイト運営者に総額１０億ウォン（約６３００万円）余りを送金していた。ほとんどが数千万ウォン程度をかけていたが、３～４人は数億ウォンを送金していた。関連選手らに対する検察の出頭要請が迫ってきたことから各球団はイメージダウンなどへの対策に腐心している。

特に１３人の選手が関係していたとされる三星は重苦しい雰囲気だ。球団関係者は、「社会的物議を起しただけに、事実と明らかになった場合は韓国野球委員会（ＫＢＯ）の懲戒と関係なく、球団の内規により懲戒を厳重に下すだろう」と話している。また、「選手の過ちに対し球団も道義的な過ちを感じている。検察の捜査内容を見たうえで状況により国民への謝罪も検討している」と述べた。

ハンファとロッテの球団も、「どの選手が関与していたか調査中だ。今後軽重により球団独自の懲戒は避けられないだろう」と話している。