ソウル中央地検麻薬組織犯罪捜査部は３日、「プロ野球選手約１０人が億ウォン台のインターネット賭博を行っていた疑い（常習賭博）で捜査を行っている」と明らかにした。検察によると、捜査の対象となっているのはＳ球団など２球団に所属している選手（１２～１４人）で、これらの選手の中にはトップクラス級の選手も含まれている。彼らが行っていた賭博の規模は１０億ウォン（約６３４３万円）台以上であることが調査された。

検察は海外にサーバーを置く不法インターネット賭博サイトについて捜査している過程においてプロ野球選手らがサイト運営者側に巨額の金を送金し、‘バカラゲーム’をしていた事実を突き止めた。検察の関係者は「プロ野球選手らが賭博をするために使っていたインターネットサイトは姜炳圭（カン・ビョンギュ）氏が賭博をしていたサイトとは違うサイトだ」と説明している。元プロ野球選手で芸能人の姜氏は１１月にインターネットサイトで常習的に賭博をしていた疑いで立件され、検察から調査を受けた。姜氏は２００７年末から２００８年５月にかけてインターネットサイト運営者に２６億ウォン（約１億６４９３万円）を送金して賭博を行い、このうち１３億ウォンを失ったことが明らかになった。検察は今後、賭博を行った選手らを召喚して調査する方針だ。検察の関係者は「一般人がプロ野球選手の名前でサイトに加入した可能性もあるため確認してみたが、選手らが実際に賭博をした事実を立証する証拠が出てきた」と話している。