「争いながら‘熟成’する…。 スパークリングワインようなイ・ウジュの性格からまず気を抜き、正反対の性格のカン・テミンと混ざって素敵な恋になるというか…」

愛の分析もデキャンティングとブレンディングのコンセプトで語るのがワインドラマの主人公らしい。しかしすでに数人の男から傷を受けたウジュの複雑な感情を表現するのはやさしくない。

「イ・ウジュは愛することを恐れている人物です。 カン・テミンとの恋もためらいます。 結局は恋に落ちますが、その変化をうまく表現することが課題です」

このドラマを通してハン・ヘジンが知らせたいのは「ワインも庶民の酒になれる」という点という。

「漫画『神の雫』が国内で人気を呼び、ワインへの関心を高めましたが、今でも国内ではワインは名品、高価な酒という認識が強い。 ワインは西洋式の伝統酒ということをドラマを通して伝えたい」

ハン・ヘジンのワインの師匠、韓国ワイン協会のソ・ハンジョン会長も「自分の口に合うワインが最高のワイン」という言葉を教育期間中に強調していたという。 ハン・ヘジンは個人的に最も好きなワインに慶尚北道清道（キョンサンブクド・チョンド）産の柿ワインを選んだ。

「私も当初は柿で作ったワインがあることなど知りませんでした。 でも他のどのワインよりもおいしいと思いました。 ワインは果物を発酵させて作った果実酒という意味です。 フランス産のブドウ酒と思っていませんでしたか。それならドラマを見ながらワインの勉強をしてください（笑）」


国内初のワインドラマ「テロワール」主演のハン・ヘジン（１）