「朝から晩まで働いても労働条件は悪化し収入が減る」
日本人の野沢龍也さん(20)は8月に共産党に入党した。東京都内の共産党党舎で4日に会った彼は、「明け方から夜遅くまで働いても労働条件はより悪くなり収入が減った。悩んだ末に共産党の扉を叩くことになった」と理由を説明した。
彼は千葉県で中学校を卒業後、高校進学をあきらめ故郷を離れて流通会社に就職した。最初は正社員として運転手を務めた。しかし突然倉庫での雑用をやらされるようになり、給料は20万円から14万円に減った。小さな窓のついた5平方メートルの狭い部屋に住んでいるが、1カ月に3万7000円の家賃を払えば飢えをしのぐのも苦しい。